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第113回 多重債務者にならない心構え(2012年06月06日)

多重債務と一口に言いますが、多重債務に陥ってしまう理由にはどんなものがあるでしょうか?
多重債務に陥らないための心構えをご紹介します。

<多重債務者とは>
多重債務者とは、複数のクレジットカード、カードローンから借り入れをしており、返済困難になっている状態の人を言います。長引く不況の一方で、ローンの借り入れがしやすくなっており、多重債務に陥る人が増えています。

<多重債務者になる理由>
多重債務者になる理由は、主に2パターンあります。
1つ目は、予想していなかった出来事で生活やローンの返済が困難になる場合です。例えば突然の病気やリストラで仕事を辞めざるを得なくなった、保証人になった、詐欺の被害にあったなど。
2つ目は、金銭管理能力がない場合です。自分の収入に見合った生活ができない、無理な借り入れをする、ギャンブルにハマるなど。

<多重債務者にならないために>
1つ目のパターンの場合、確実に返せる宛てができないのなら、ローンや他人から資金を借りない方がよいでしょう。確実な宛てとは、再就職など自らお金を作ることに限ります。 確実な宛てがない状況で消費者金融から借りても、翌月からすぐに返済ははじまります。他人から借りると言っても、返済できなければ人間関係が壊れます。ただでさえ資金がなくて滅入っている状況で、取立てや人間関係のいざこざは、さらなる精神的苦痛の種となります。まずは消費生活センターに相談しましょう。

多重債務に陥った方が生活再建をしても、再度多重債務に陥る割合は30〜40%とも言われています。再度多重債務に陥る確率が高いのは、2つ目のパターンの方といえます。再度多重債務者にならないためにも、2つ目のパターンの方は、まずは自分には金銭管理能力がないことを自覚することが大切です。 その後は、「収入に見合った生活が出来ているか」を見直し、多重債務に陥った原因を探りましょう。収入に見合わない余分な買い物やギャンルなどは辞めること。また、ローンを利用する目的をしっかり決め、安易にローンを利用しないことも大切。毎月の収入分だけで生活し、本来ローンは使用しないのが普通です。

また、1つ目のパターンの方にも言えることですが、いつ何が起こるかわからないのが人生です。不意の事態に備え、半年分の生活費を常に貯金する余裕をもって生活しましょう。

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この記事担当のFP

松沢 茉莉子 まつざわ まりこ

日本FP協会会員 ファイナンシャルプランナー(AFP)
証券会社にて、ライフプランの見直し、資産運用のアドバイスを経験。
在職中にAFP、証券外務員一種取得。個人向けにライフプランの見直しのアドバイスを行う。
株式、債券、投資信託、生命保険など、資産運用の提案に強い。


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