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第114回 マイホーム購入時期の選び方(2012年06月09日)

ローンの中で最も金額が大きく、長期にわたって支払いをするのが住宅ローン。大変大きな買い物なので、いつ購入するか迷う方も多いと思います。マイホームの買い時の選び方をご紹介します。

■外部要因の変動が多い住宅ローン
マイホームの購入時期については、法改正や金利状況に左右されることが多いです。例えば今の時期でしたら、「消費税が増税される前に」「金利が底をついている今」「住宅価格が底の今」買おうか検討されている方が多いではないでしょうか。
少額のローンでしたら、金利が1%違ってもさほど支払い金額に大差はありません。しかしマイホーム購入となると金額も大きくなりますので、金利が1%変わるだけで、何十万、何百万と支払い金額が変わります。金利だけでなく、消費税や住宅価格についても同様のことが言えるので、よほど慎重にマイホーム購入時期は検討すべきでしょう。

■ライフスタイルを軸に決める
外部要因の変化に敏感になることも必要なのですが、それよりも重要なのは、自分のライフスタイルに合わせることです。頭金の用意ができてない、仕事が安定していないのに購入を決めてしまうと、のちのち支払いに苦しむ可能性が高くなります。住宅ローンの支払い年数は、20年、30年という長いスパンに渡ることがほとんど。まずは自分のライフスタイルを考え、そこから購入時期を検討しましょう。

■ライフスタイルの考え方
大金がかかるのは、マイホームだけではありません。マイカーや教育費など、他にもまとまった資金が入用になることがあります。マイホームの購入時期を考えるためには、自分の生涯のライフスタイル上で予定される大きな出費を、全て考える必要が出てきます。

1、仕事の安定性
すぐに転職を考えているようでしたら、転職先での仕事が安定してからマイホーム購入を考えた方が良いでしょう。転職の失敗や、転職先でうまくいかないと、ローンを払うどころか生活自体不安定になりますので、転職後の購入をお勧めします。
また、妊娠・出産を気に妻は仕事を続けるか、辞めるかといったことも考える必要が出てきます。妻が仕事を辞めた場合、収入は基本的に今の2分の1に。そうなると返済可能金額も変わります。

2、頭金の用意
頭金をカードローンなどで借りるのはやめましょう。住宅ローンとカードローン、二重の返済をする必要があり、生活が苦しくなります。現在の景気状況ですと、すぐに爆発的に金利が上がることはないでしょうし、少子高齢化の今、今後は住宅価格は上がるどころか下がる一方です。焦らずにまずは頭金を用意し、自分の収入で可能な範囲内で、住宅ローンを組むようにしましょう。

3、子供の予定
子供の人数、進学先の公立・私立の選択、下宿の有無だけでも、教育費用は随分変わります。その分どうような住宅を購入するかという基準も変わるでしょう。教育費はマイホームと並ぶ大金のかかるものですので、ある程度の目安は立てておきましょう。

4、親の介護
今元気やご両親も、年を取れば介護が必要になる可能性があります。夫婦のご両親の、おおよその介護費用や介護時期の目安を立てておきましょう。 5、できれば30代のうちにローンを組む 住宅ローンを組む年数にもよりますが、20年、30年と組む場合、定年後も支払う必要が出てきます。今後年金が減ることは確実ですし、定年後も仕事が出来る可能性は不確か。あまりに年をとると、返済困難と見られ、審査で落ちる可能性があります。出来る限り30代のうちにマイホーム購入を考えましょう。

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この記事担当のFP

松沢 茉莉子 まつざわ まりこ

日本FP協会会員 ファイナンシャルプランナー(AFP)
証券会社にて、ライフプランの見直し、資産運用のアドバイスを経験。
在職中にAFP、証券外務員一種取得。個人向けにライフプランの見直しのアドバイスを行う。
株式、債券、投資信託、生命保険など、資産運用の提案に強い。


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