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第117回 ローンのリスクと使用上の注意(2012年06月20日)

審査が通れば資金を貸し出してくれるローンですが、一方でローンを使用する上でのリスクや注意点もあります。リスクと注意点をしっかりチェックし、安全にローンを利用しましょう。

1、延滞にはリスクがいっぱい
カードローンの返済を延滞すると、どのようなことが起こるのでしょうか。
延滞をすると、即日キャッシングができなくなります。また一日ごとに、通常の金利よりも高めの遅延損害金という金利も発生します。さらに延滞履歴が信用情報機関に登録され、新しくカードを作ると時や、住宅ローンなどを組む際の審査で、不利になります。
このように延滞のリスクの影響はかなり大きいものになります。延滞はしないように心掛けましょう。

2、返済計画を立ててから、借りる
お金を借りる時には必要金額にばかり目がいき、いくら返せるかを見落としがち。いざ返済計画を立てはじめたら、冠婚葬祭や旅行などの臨時出費が多く、思っていたよりも返済できないという場合もあります。
借りてから返済計画を立てるのでは、遅いと思って下さい。安全にローンを利用するためは、「計画を立ててから借りる」という順番が基本です。また計画を立てる際には、ある程度余裕を持って計画を立てましょう。

3、あくまで「借金」 緊急時以外使用しない
特にカードローンは、カード一枚でATMやCDからすぐに現金が出てくるので、借金という感覚が薄れがち。中にはキャッシュカード感覚になってしまう人もいます。しかしローンは、あくまで「借金」。借りている間の金利は決して安くないですし、返済期限を待ってくれるものではありません。
カードの手軽さに惑わされず、あくまで「借金」という意識を持つこと。「ローンがあるから大丈夫」と頼りにせず、緊急時以外使用しないようにしましょう。

4、契約内容はきちんと確認する
普段、契約書はよく読まないという方がほとんどではないでしょうか。大体把握しているし、めんどくさい部分もあるでしょう。しかしお金に関する契約だけは、知らないことも多いので、しっかり契約書に目を通しましょう。契約してから知らなかったではすみません。金利や返済金額、契約内容は、特にきちんと把握して下さい。

5、複数の会社から借り入れをしない
クレジットカードはポイントや特典により、使い分けて複数枚保有する人も多いでしょう。一方でカードローンの場合、保有枚数は一枚で十分。複数の会社から借り入れると、返済金額や期間が曖昧になり、返済できなくなる可能性が高まります。
また、一社のローンが返済できなくなり、他社のローンからお金を借りて返済にあてるという人もいます。他社のローンも返済できなくなり、複数の業者への返済が不可能になることを、「多重債務者」と言います。多重債務者になってしまうと、民事再生手続きや自己破産など、債務を処理する必要が出てきて大変厄介です。そうならないためにも、カードローンの使用は、一枚にとどめて起きましょう。

6、ヤミ金ではないかチェックする
一般的に、貸金業は国か都道府県に登録をしなければなりません。しかし無登録で貸し金を営む「ヤミ金融業者」がいるのも事実です。ヤミ金といわれる業者は、法外な高金利、不当な取立てなどが特徴的。
ヤミ金を利用しないためには、大手やある程度知られている貸金業者を選ぶのが賢明。あまり知られていない会社を利用する場合には、登録業者であるかどうかと、金利が出資法の上限を超えていないか確かめましょう。また契約書をくまなくチェックすることも重要です。

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この記事担当のFP

松沢 茉莉子 まつざわ まりこ

日本FP協会会員 ファイナンシャルプランナー(AFP)
証券会社にて、ライフプランの見直し、資産運用のアドバイスを経験。
在職中にAFP、証券外務員一種取得。個人向けにライフプランの見直しのアドバイスを行う。
株式、債券、投資信託、生命保険など、資産運用の提案に強い。


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