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第147回 教育ローンに頼らないために貯めておくべき金額(2013年01月30日)

住宅、車と並んで大金のかかる教育ローン。なんとなく学資保険は組んでいるけれど本当に足りるのか心配、ローンを組む必要が出てくるかもしれない、という不安を感じるものですよね。 漠然と貯めるよりは計画的に貯金し、できれば教育ローンに頼らないのが1番良い形。今回は実際にかかる教育費を見て、いくら貯めるべきか考えてみましょう。

<かかる費用を知ろう>
今回は一番多く見られる「公立中学・高校、私立文系に進学したケース」を元に考えます。以下は全て子供一人当たりの平均金額です。

・公立小学校
1ヶ月当たり約2万8千円
6年間で約200万円(学校教育費、給食費、学習塾費、旅行積み立て、通学費、制服代など含む)

・公立中学校
1ヶ月当たり約4万円 
3年間で約140万円(同上)

・公立高校
  1ヶ月当たり約4万円4千
  3年間で約160万円(同上)

・大学 (私立文系・自宅)
1ヶ月当たり約15万円
4年間で700万(1年目170万、2〜4年目150万/大学は入学費&学費のみ。他に受験費、生活費、資格費などかかります。)

*大学の他の学部
(入学費・・・短大70.9万円、私立理系 103.5万円、私立文系 98.6万円、国公立 84.6万円)
(1年間の授業料・・・私立理系 179.5万円、私立文系 148.5万円、国公立 116.2万円)
自宅外通学者への仕送り額の年間平均・・・102万11千円(月額8万51千円)

<小学校〜高校まで>
上の表を見ると、高校生までなら毎月かかる資金は約5万円以内。なんとかその時の家計内でやっていける金額ではあります。詳しくみれば入学時にまとまった金額がかかりますし、定期代、 旅行積み立て、部活の遠征代なども、まとまった資金が入用になります。これに対応するためには以下のような手立てが必要です。

・小中高入学時にお金のもらえる学資保険に入る
・まとまったお金を払うために、毎月貯金をしておく

<大学>
大学となると、毎月15万円。さらに仕送りをする場合は+平均8万5千円がかかります。これはとてもその時々に払えませんね。実際は春と秋にまとめて学費を払いますので、まとまった資金が必要です。さらに大学受験費用は、平均25万円と言われいますので、高校3年〜大学入学当初はかなりの大金がかかります。
大学入学費用は、やはり今から用意しておく必要があります。しかし 小学校〜高校までの間は、月に3〜5万円相当のお金がかかります。それに加えての貯金となると、大分生活を切り詰めなければいけないでしょう。これに対応するためには以下のような手立てが必要です。

・0歳から貯金をはじめる。お金のかからない0歳〜小学校入学までが一番貯金しやすい。
・子供のライフステージに合わせていくら貯めるか、目標額を決める
 (3歳、幼稚園入園、小学校入学など)
・学資保険、子供手当てなどを利用する

<不意なことが起こりやすい教育費>
教育費が他の住宅や自動車などのお金のかかり方と違うのは、かかる金額が定かではないということです。浪人や留年、下宿、私立大学や医学系など、子供の志望や受験状況により、不意にお金がかかることがあります。また部活や習い事にも、内容によってはかなりのお金がかかります。このような場合は国の教育ローンや、民間の教育ローンの利用を考えましょう。

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この記事担当のFP

松沢 茉莉子 まつざわ まりこ

日本FP協会会員 ファイナンシャルプランナー(AFP)
証券会社にて、ライフプランの見直し、資産運用のアドバイスを経験。
在職中にAFP、証券外務員一種取得。個人向けにライフプランの見直しのアドバイスを行う。
株式、債券、投資信託、生命保険など、資産運用の提案に強い。


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