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第167回 キャッシングの種類と方法 (2014年01月08日)

キャッシングとは、手元にお金がなく急にお金が必要となった場合に一時的にお金を借りることです。計画的に利用すればとても便利なサービスなのですが、種類がいろいろあり迷うことも事実です。クレジットカードのキャッシング枠を利用する方法、消費者金融で借りる方法、銀行からお金を借りる方法等です。それぞれメリット、デメリットがあるますので、安易に手短なところから借りないことが肝要です。

■クレジットカードのキャッシング枠を利用する
クレジットカードを持っていてそのキャッシング枠を利用してお金を借りるのが早いし便利です。銀行の窓口でもキャッシングは可能ですが、コンビニのATMを利用すれば簡単な手続きですぐにお金を借りることができ、さらに返済もコンビニのATMできます。しかし、クレジットカードを持っていなかったり、持っていたとしてもキャッシング枠がついていない場合は、新たに申し込む必要がありますので、使えるようになるまでに時間がかかってしまいます。 このようにクレジットカードのキャッシングでお金を借りる方法は、利用できる人にとっては便利ですが、そうでない人にとっては、急な出費があった場合には間に合いません また、キャッシング枠についても人によって上限額が異なっていますので、注意をして下さい。

■消費者金融のキャッシングを利用する
消費者金融のキャッシングは、パソコンやスマートフォンを使ってインターネットから簡単に申し込むことができます。そして申込みから現金が振り込まれるまでの時間も短いのが特徴です。翌日や条件を満たせば申込み当日のキャッシングが可能な場合もあります。クレジットカードのキャッシング枠がなく、とにかく少しでも早くお金が必要な場合は、これが一番かもしれません。しかし、金利が高いことを覚悟しておく必要があります。

■銀行のキャッシングを利用する
銀行からお金を借りるメリットは、金利が低い、借入の金額が大きいということです。フリーローンを利用すれば自由に使えるお金を借りることができます。反対にデメリットとして、大変厳しい審査があり審査に時間がかかるので急な場合には間に合いません。この審査時間を本当にお金を借りる必要があるのかどうか考える時間と考えれば、貴重な時間と言えます。

■銀行や郵便局の定期預金の借越し
銀行に定期預金、郵便局に定額貯金等が預けてある場合、キャッシングはまず第一にこれを利用します。金利が非常に低くて使いやすいのが特徴です。また、当日銀行のATMですぐにお金を引き出すことが可能です。しかし反対に預金を担保としているため借越しとよばれるキャッシングは、定期預金の80%までとか90%までとあまり高額にはなりません。 毎月生活費でちょっと足らないという場合の「ちょっと借り」が有効でしょう。また、この借越しは返す当てがある場合はいいのですが、返せない場合は利息分が損になりますので、解約を考えるべきでしょう。


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この記事担当のFP

菅田 芳恵 すがた よしえ

2005年 グッドライフ設計塾開業。
CFP(日本FP協会上級フィナンシャルプランナー)、
1級FP技能士として、コンサルティングや執筆、講演活動で活躍中。


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