答えて応えて!FP

第028回 買換え無しでできる電気代の節約(2011年08月15日)

Q,電化製品を買替えることなく節電する方法はありますか?

A,新しい製品ほど省エネになっていますが、電化製品は高価です。全てを買替えなくてもできることからはじめましょう。


 東日本大震災以降、節電に対する意識が日本全国で変化してきました。電気があるのが当たり前という中で生きてきた現代人にとって、初めて電力つまり資源は無限ではないという事が浸透してきたのでしょう。

 節電に取り組むことは地球にも家計にもとても優しい事ですね。今後、日本が世界がどのように変化し安定した電力を供給できるようになったとしても、今回の電力不足の教訓を受け止め無駄な電力(資源)は使わないという姿勢を持ち続けるという事はとても大切ではないかと感じます。

 今回は節電効果の高い電化製品に買い換えることなくできる節電方法を考えてみたいと思います。
・主電源をこまめに切る
 テレビの主電源が入ってるだけで、電力は1時間1〜3ワット消費します。
・コンセントを抜く
 春や秋などエアコンを使わない時期はコンセントを抜きましょう。待機電力の多いテレビやDVD、レンジや炊飯器などは、省エネコンセントを利用してまとめてスイッチoffにしましょう。
・エアコンの温度は±1度で
 冷房時に1度高め、暖房時で1度低めで約10%の省エネになります。
・エアコンのフィルターの掃除をこまめにする
 3ヶ月掃除しなかったら消費電力が5%増えます。
・冷蔵庫の周りにすき間を作る
 2〜3センチのすき間をあけないと、熱がこもり効率が悪くなります。又、冷蔵庫の上に物をたくさんのせると電力が10〜20%アップします。
・冷蔵庫には詰めすぎない、冷凍庫には詰め込む
 冷蔵庫に詰めすぎると冷蔵効果は下がり、反対に冷凍庫は詰め込んだほうが冷凍効果は上がります。
・暖かい時期は温水洗浄便座の保温をOFFにする
 寒い季節でも「低」しましょう。そしてフタを必ずすること。
・掃除機は部屋を片ずけてからかける
 掃除機はスイッチを入れた時に最も電力を使うので、つけたり消したりせずに一気にかけましょう。
・家の中でもホウキを使う
 さっと出してささっと掃きだす。掃除機より手軽でもちろん電気代ゼロです。
・保冷&保温ポットを利用する
 冷蔵庫のお茶や水を取り出す度に冷蔵庫の温度は上がり使用電力を上げます。卓上の保冷ポットに入れておけば、冷蔵庫を開け閉めする必要がありませんね。
・窓際に簾や葦をかける、又はゴーヤなどでグリーンカーテンを作る。
 これだけで、室内温度が2度下がると言われてます。 
 
 誰でも簡単にできるこれらの事を、日常生活に取り入れるだけでもずいぶん変わるのではないでしょうか?
ちょっとした工夫を取り入れ、それを習慣化することで、電気代という目で見てわかる変化もあり、
家族に「電気を消しなさい!」と口うるさく言う事も減るのではないでしょうか。私達大人がどのような電気の使い方をするかで、子ども達の未来が変わってくると言っても過言ではない分岐点に来てるのではないかと思います。

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この記事担当のFP

二宮 清子 にのみや きよこ

日本FP協会会員 ファイナンシャルプランナー(AFP)
家計の見直し・節約・貯蓄の重要さ、更に運用の必要性を伝え、
強い家計にできるようにサポート、また住宅ローンアドバイザーの資格も取得し、
住宅購入をきっかけにお客様のライフプランのアドバイスを行っている。


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