Q,スーパーのプライベートブランドと普通のブランド商品は質は違うんですか？

A,パッケージは違いますが中身は同じ又は同等品です。

皆さんはPB（プライベートブランド）商品をご存知でしょうか？
一番有名なPB商品はおそらくイオングループの「トップバリュ」でしょう。他にもセブンイレブンのセブンプレミアム、など大手のスーパーやコンビニ、ドラッグストア、ホームセンターではこれらのPB商品がたくさん陳列されています。

2006年ごろからの石油や原材料の高騰、サブプライムローンを発端とする経済危機による大手メーカー商品の価格上昇と、消費者の節約志向の高まりから人気を呼び、2009年以降、大手流通グループでは、売り上げに占めるPB商品の比率をより高める方針と報道されました。

PB商品ってどこが作ってるかご存知ですか？例えば、販売会社が自社工場で作ってるの？と思ってませんか？
実はほとんどの場合が大手メーカーが作ってるんです。
1980年代まではブランド力の弱い中小メーカーに委託する場合が多く、品質面で劣る原因の一つでもあったらしいですが、
今では大手スーパーみたいにシェアが広く店舗数も多く更に売り上げも高い場合、
メーカーのほうから「PB商品をうちで作りませんか？」と打診してくるそうです。
そうすると広告費の全くいらないPB商品はもちろんコストも安く済むので利益率も高く、美味しさ安全さではメーカー商品と同じなのに安く提供でき、メーカー側も販売力の強いお店だけにしか作らないのでリスクも低く安定した収益になり、
製造するメーカー、販売するスーパー、消費者ともによし！まさに「近江商人の三方よし」の精神の商品なんですね。

商品に関する各種問い合わせ窓口は販売者（小売店）が行うため、製造者（メーカー）は原則的に非公開なんですが時々、
法令で製造者の記載が義務づけられている商品や、プライベートブランドの方針で公開している場合は記載されることがあります。特に中身が大手ナショナルブランド商品と同一であったり、メーカーが判ることで消費者の安心感・お買い得感を増させる効果を狙って行うことがあるんですね。今度スーパーに買い物に行ったら、裏の製造元の欄を確認してみてください。
おもしろいことがわかりますよ！

それでは、どのようなPB商品があるのでしょう。

商品の種類は、食品・日用品・衣類・家電製品などさまざまですが、
日常的に消費される食品や日用品が多いように感じます。調味料やお菓子、カップ麺、トイレットパーパーなど数多くあり、
最近では８月にイオンが国内初となるプライベートブランドビール「トップバリュ　バーリアルラガービール」を
順次発売すると発表しました。価格は１缶（３５０ミリリットル）１５８円と、国産メーカーブランドより４０円〜７０円
安くなってます。イオンは昨年６月に８８円で発売した第３のビールがヒットしており、
おもしろいPB商品を発売してくるので楽しみですね。

これらのPB商品を積極的に購入することで、食費や日用品が２割ほど安くなるでしょう。
消費者としてPB商品を使わない手はありませんよね。デフレ時代に優しい商品です。

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