答えて応えて!FP

第056回 カードローンを延滞してしまった場合の対処法(2011年11月29日)

カードローンによりお金を借りたものの、返済日に返済できなかった、もしくは返済するのをうっかり忘れていた、なんていうこともありえるかと思います。ここではそうした延滞してしまった場合の対処法、注意点についてお話ししたいと思います。


@延滞した場合はカードローン会社にすぐに連絡を入れること
何らかの事由により延滞してしまった場合、延滞後できる限り早めにカードローン会社に連絡をいれてください。うっかりミスや数日後には返済可能といった場合であれば、カードローン会社への最低限の信頼は保たれることになり、ブラックリストに載るといったことはまずありません。
延滞後に連絡をするかどうかだけでも、カードローン会社に与える印象は異なります。必ず延滞した場合には連絡してください。なお、連絡しない場合には、延滞して数日後にはカードローン会社から連絡が来ます。その際に自宅であればご家族に知られる可能性もありますし、会社であれば上司や同僚に知られてしまう可能性もあります。注意してください。


A延滞を繰り返した場合
延滞中は、そのカードローンからお金を借りることはできません。返済後であれば再度借入れは可能となります。ただし、延滞を繰り返したり、延滞したまま返済しなかった場合等においては、再度の借入れは不可となり借入れは難しくなります。また、原則3ヵ月分延滞をした場合においては、ブラックリストに載ってしまいます。この場合には、一定期間、他の金融機関からお金を借り入れることも難しくなってしまいます。


B延滞した場合には、遅延損害金が発生する
カードローンを延滞すると、延滞期間中、遅延損害金といった追加の金利を支払う必要が出てきます。延滞した日数によっては、大変高い利息を支払う必要がでてくるため、こうした点からも延滞後できる限り返済は早めに行うべきといえます。

場合によっては、こうした遅延損害金も含め、利息が膨れ上がってしまい返済が苦しくなることも考えられます。当然のことながら延滞はマナー違反です。1日ぐらい遅れてもいいや、では済まされません。借りたお金は返済期限を守って確実に返す、これが鉄則です。


なお、どうしても返済が苦しい場合には、事前に相談することをおススメいたします。しっかりとした理由があり、今後返済を少しずつでもしていける場合には、カードローン会社も相談にのってくれるはずです。そうしたことはあってはならないのですが、やむを得ない場合には電話に出ないといったことをするのではなく、正直に話をしてみましょう。

繰り返しますが、返済期限は守ること、お金のやりくりは計画的に行うこと。必要のないお金は借りないこと。使い方を間違えばカードローンはご自身の首を絞めることになりかねませんのでご注意を。

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事担当のFP

伊藤 亮太 いとう りょうた

2007年11月 スキラージャパン株式会社設立。取締役に就任。
東京スクールオブビジネス非常勤講師(ファイナンシャルプランニング)
ファイナンシャルプランナーとして活動中


伊藤 亮太 人気記事

FP記事紹介

他の方法でローンを探す

ページの先頭へ