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第062回 教育費について考えよう(2011年12月15日)

<教育費について考えよう〜奨学金・国の教育ローンから、民間の教育ローンまで〜>

住宅・自動車・医療費と並んでお金がかかるのが、教育費。特に大学の進学や専門的な教育にかかる費用は高額で、
家計や貯金から捻出するのが厳しいこともあります。教育ローンには他の目的別ローンと違い、
奨学金や国のローンも用意されており、返済方法も様々です。金利、借り入れ総額、返済方法などを比較し、
自分の家計に合った教育ローンを選びましょう。


教育ローンとは

教育費捻出の方法としては、「奨学金」「国の教育ローン」「民間の教育ローン」があります。
「子どもの教育に関係することに限定されたローン」になっており、幼稚園から大学院までの入学金、授業料、教材費、
納付金、下宿費がローンの対象となります。その他に、社会人のキャリアアップに関する海外留学、英会話学校、
各種専門学校も含まれます。


奨学金・国の教育ローン・民間の教育ローンの比較

学費の捻出が厳しいとなると、まずは奨学金を検討する方が多いと思います。
その他にも、国が貸し出す「国の教育ローン」もあります。それぞれの違いを以下の表で確認してみましょう。

  借り手 金額 金利
奨学金 子ども 年20〜120万円 0〜2%程度
国の教育ローン 上限200万円 2%程度
民間の教育ローン 300〜500万(無担保) 2〜11%程度


「奨学金」には様々な種類があり、借り入れ金額は、学校や奨学金の種類、自宅か下宿かによっても異なりますが、
ほとんどが表の範囲になっています。借り手は子どもという点が他のローンとは大きく違い、社会人となってから子ども本人が返済する仕組みになっています。金利も低く、中には成績によっては返済免除という奨学金もあります。

一方デメリットは、審査に時間がかかり、確実に借りることが出来るかわからないということです。
審査基準としては、学力・健康・世帯主の収入・家族構成などがあり、この審査に通らないと、借りることができません。

その他の選択肢として、「国の教育ローン」があります。国が貸し手になるので金利も低く、
奨学金と同じような条件で利用できます。ただし保証人がいない場合、別途保証料がかかりますので注意して下さい。
返済方法は、毎月一定額の元利均等払いやボーナス併用払いの他に、子どもの在学中だけは、
金利のみを支払う方法もあります。

「民間の教育ローン」は金利が高めになりますが、他の二つと比べて審査に時間がかかりません。
借り入れ限度額も他と比べ高いので、大きな資金が必要なときに利用できます。
ただし借りた翌月から返済が始まるので、在学中の家計の負担は重くなります。


民間の教育ローンの特徴

民間の教育ローンは、銀行、信用金庫、信用組合、JA、損害保険会社、生命保険会社などで取り扱っています。
商品によって、固定金利か変動金利、有担保か無担保を選択できます。無担保より有担保の方が金利も低く出来ます。
金利優遇キャンペーンも行われているので、比較して検討してみましょう。

また、他の目的別ローンと違うのが、「親子リレー返済」ができるということです。
親が契約したローンを、子どもが就職した時に引き継ぎ、返済することができます。

 

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この記事担当のFP

松沢 茉莉子 まつざわ まりこ

日本FP協会会員 ファイナンシャルプランナー(AFP)
証券会社にて、ライフプランの見直し、資産運用のアドバイスを経験。
在職中にAFP、証券外務員一種取得。個人向けにライフプランの見直しのアドバイスを行う。
株式、債券、投資信託、生命保険など、資産運用の提案に強い。


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