住宅を建てた後でも、家を健康な状態に保ち続けるためには、外壁の塗り替えは10年おきに行うなどの定期的なメンテナンスのリフォームが必要です。また、子供が増えたら子供部屋の分割や、老後に身体が不自由になった場合は手すりをつけるなど、ライフスタイルが変化することによってもリフォームが必要になる場合があります。
事前にリフォームを見越しての積み立てや家計から捻出できればいいのですが、用意がない場合にはリフォームローンを利用することも検討されることでしょう。住宅ローンに比べてあまり知られていないリフォームローンについて、確認をしてみましょう。
<リフォームローンの概要>
住宅のリフォームローンは大きく2種類に分けられ、財形住宅融資などによる公的融資と、都市銀行など民間の金融機関による民間融資があり、融資額や条件が違います。一般的には公的融資の方は金利が安いですが、最近は民間でも安いリフォームローンが出ています。
またリフォームローンには無担保型と有担保型の2種類があります。
<リフォームローンの無担保と有担保の違い>
メリット | デメリット | デメリット |
---|---|---|
抵当権 | 不要 | 必要 |
借入可能額 | 少ない 50万~500マン程度 |
大きい 500万から5,000万程度 |
借入期間 | 短い(最長10年) | 永い1(最長35年) |
審査 | 簡単で短い | 厳しく時間がかかる |
銀行などで見かけるリフォームローンは一般的に無担保型が多く、ちょっとしたリフォームに向いています。しかし、例えば1,000 万円以上かかる大規模なリフォームや、中古住宅をリフォームして購入する場合は、有担保型リフォームローンと位置付けられる住宅ローンを利用した方がいいでしょう。ではリフォームローンの一例を見てみましょう。
借入額 |
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借入期間 |
金利 |
担保 |
特徴 |
財形融資 | 三菱UFJ銀行 | イオン銀行 | りそな銀行 | 三井住友銀行 | |
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ネット | 窓口 | ||||
財形貯蓄残高の10倍の額 (最高4,000万円) |
500万円 | 1,000万円 | 30万円以上 500万円以内 |
500万円以内※2 | 500万円以内※2 |
1年以上※1 | 最長10年 | 最長15年 | 1年以上10年以内 | 1年以上10年以内 | 1年以上10年以内 |
5年固定金利1.42% | 最長10年最長15年 | 1年以上10年以内 | 1年以上10年以内 | 1年以上10年以内 | |
必要 | 不要 | 不要 | 不要 | 原則不要 | 原則不要 |
エコ優遇金利~通常金利-0.5% | 借入金額の50%を上限として、 6ヵ月ごとの増額返済も併用 |
・エコリフォームや住宅ローン利用の方 0.5~1%・特別プラン※ |
・住宅ローンとリフォーム費用の併用型 ・団体信用生命加入必要 |
・住宅ローンとリフォーム費用の併用型 ・団体信用生命加入必要 |