一概に金利といっても預ける場合と借りる場合と違い、貸し借りしたお金(元金)に対しての利息のことです。
利率とも呼ばれています。
預ける場合の金利は、普通預金だと0%に近いですが、運用方法によっては高い金利の商品もあります。
投資の世界だと「72の法則」という言葉が使われます。
72の法則とは、
資産運用において、複利効果によって元手資金を2倍にするためにかかる期間を計算できる法則です。
☆72÷利率=倍になるための必要な期間
計算式を使って、手元資金の100万円を倍の200万円には何年かかるかを計算してみましょう。
例えば定期預金1%なら、72÷1% =72年 100万円の元手資金を倍の200万円にするのに、年率1%の運用だったら72年かかるということです。定期預金だけでは、資産を倍にするには、長い年月がかかるということです。 もし6%の運用があれば、72%÷6%=12年と運用期間も短縮されます。
預ける場合だけでなく借りる場合にも、金利は大きな影響をもたらします。
例えばフラット35を利率3%、3,000万円を35年間返済で借りる場合、月々の返済額は約11.5万円、総返済額は35年間で約4,850万円となります。
35年間3%で借りたことによって1,850万円の利息を払うこととなります。もし1%上がって4%の場合では、35年間の支払額は利息だけで2,580万円にもなります。
借入期間や借入金額が多いと、金利の1%金利によっての影響も大きいですね。
ではキャッシングの金利の場合はどうでしょうか。キャッシングの場合、利息は日割り計算となります。
元金×金利×(借り入れた日数÷365日)=の利息
例えば100万円を年率15%の金利で30日間借りている場合で計算してみましょう。
100万円×15%×30÷365=約12,328円(利息)となり、総額の返済額は101万2328円となります。
見かけの利息%表示より、実際の利息額は多く払うことになるのが、金利の怖いところです。
預ける時は金利が高い方が元資金は増えますが、逆に借りる時には、金利と高い程利息支払いが多くなります。
カード払いやキャッシングする時に、月々の返済を少なくすると負担は軽くなりますが、返済期間が長くなるほど利息は増えていきますので、できるだけ短い期間での返済をおすすめいたします。