答えて応えて!FP
第103回 2枚目のカードローンの選び方(2012年04月22日)
2枚目のカードローンを作りたいとお思いの方で、
どのようにしてカードローンを選べばいいかお悩みの方もいらっしゃると思います。
しかしながら選ぶ前に、まず「なぜ2枚目のカードを作りたいと思ったのか」その目的を明確にすることが重要といえます。
皆さんの中には、もしかしたら「今のカードローンではお金が不足する」とか、「もう少しお金の使える量を増やしたい」とか
カー用品カー用品お思いの方もいらっしゃるかと思います。お金が足りないという目的であれば、
2枚目のカードは作らない方がよいです。
結局、返済に困り、お金が返せなくなる可能性が高くなってしまうといえるからです。
もしその場合には、今手元にあるカードローンの枠を広げる方がよいといえます。
理由はいろいろありますが、@1つのカードであれば返済日など変更がない(返済条件が変わらない)、
A複数での借り入れは信用面でマイナスとなる可能性がある、といったところでしょうか。
また、「1枚目のカードローン選びに失敗した」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
条件面などでかんばしくないカードローンを選んでしまったあなたの場合には、2枚目のカードローンを選ぶ意義はあるかと思います。
当然のことながら、総量規制の影響で、年収の3分の1までしか借り入れはできません(銀行カードローンは別)。
したがって、1枚目のカードローンでどの程度利用しているのかによっては
2枚目のカードローンが作成できない場合があります。また、2枚目のカードローンの作成の場合、
審査が厳しくなる可能性があります。ただし、今手元にあるカードローンの条件が悪いために、
借換えで条件をよくしたいとお考えの方であればカードローン会社に相談されるとよいでしょう。
2枚目のカードローンを作成できる可能性があるといえますし、利息も軽減できる可能性があります。
その際のカードローンの選び方は、前回と同じでよいと思います。
特に、限度額と金利に注意しながら2枚目のカードローンを選択されることをおススメいたします。
2枚目のカードローンを作成できたからといって、自由に使えるお金が増えたわけではありません。
あくまで借金することのできる金額が増えただけです。借入れを行う前に、
しっかり返済シミュレーションをしたうえで返済できる見込みをつけておきましょう。
返済できない場合には借りない、余分な出費はしない、これが鉄則です。
2枚目のカードローンを作ることよりも、まずは返済できるように毎月の収支をおさえることから検討していきましょう。
この記事担当のFP
伊藤 亮太 いとう りょうた
2007年11月 スキラージャパン株式会社設立。取締役に就任。
東京スクールオブビジネス非常勤講師(ファイナンシャルプランニング)
ファイナンシャルプランナーとして活動中
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