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第069回 銀行系おまとめローンの活用法(2012年01月04日)

複数のローンを一本化する場合、まずは銀行系のおまとめローンを検討してみましょう。


銀行系のおまとめローンは、他と比較すると金利が低い場合が多いといえます。しかも、通常はまとまった金額になるほど金利が低くなりますので、複数のローンを一本化する場合、メリットが生じやすいといえます。


また、銀行系はやはり安心感があるといえるのではないでしょうか。
しかも返済にはご自身の口座から引き落とし、提携ATMから返済など返済方法が多様であり、利便性が高いといえます。
その他、返済における手数料も無料な場合が多いのもメリットといえるでしょう。特に、銀行でおまとめローンを利用する場合には、普段の給与振込、公共料金引き落としといった生活で活用している口座から返済することもできます。
毎月のお金のやりくりを行う上で、どれぐらい資金があればよいのか、返済できないといったことはないかなど、
前もってプランニングしやすいといった点に魅力を感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。


こうしたメリットを生かしながら、銀行系のおまとめローンで返済を乗り切ることを検討して見ましょう。
また、実際に銀行に行って相談してみるのもよいでしょう。
今まで悩んでいたり、不安だった点も解消されていくかもしれません。

それでは具体的に銀行系のおまとめローンについて、東京スター銀行の例をみていきましょう。


◆東京スター銀行『おまとめローン』

<借入利率>
@無担保ローンの借入総額が200万円未満の場合:利率年4.6〜13.6%
※普通預金と同額分の借入れには金利がかからないため、この場合には利率年0〜13.6%となる
※保証料として月末ローン残高の0.1%(年利1.2%相当)が別途かかる
A無担保ローンの借入総額が200万円以上の場合:利率年4.6〜13.6%
※保証料として月末ローン残高の0.1%(年利1.2%相当)が別途かかる

<借入金額>
・30万円以上1,000万円以下(1万円単位)
※申込時の借換え対象ローン残高の範囲内に限る

<審査時間>
・申込書受付後、10日程度

<申込対象者>
・満20歳以上、60才未満の方
・給与所得者(正社員、契約社員の方)
・年収200万円以上の方
・保証会社の保証が受けられる方

<返済方式>
・元利均等返済方式
※繰上返済手数料は無料

<借入期間>
・7年

<返済日>
・毎月10日(休業日の場合は翌営業日)


以上、具体例をみてきました。この他にも数多くのおまとめローンが存在します。
お住まいの地域、金利などを重点的に、ご自身にとって使い勝手のよいものを選択されるとよいでしょう。
地銀でも行っているケースは多いため、一度インターネットで検索してみるとよいでしょう。

 

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この記事担当のFP

伊藤 亮太 いとう りょうた

2007年11月 スキラージャパン株式会社設立。取締役に就任。
東京スクールオブビジネス非常勤講師(ファイナンシャルプランニング)
ファイナンシャルプランナーとして活動中


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