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第095回 銀行系カードローンの特徴(2012年03月19日)
カードローンをはじめるにあたって、安全性や身近さから銀行のカードローンを選びたいという方が多いでしょう。
銀行カードローンの特徴をご紹介します。
<銀行カードローンとは>
都市銀行や地方銀行、信用組合などが発行するローンを、「銀行カードローン」と言います。
具体的には、りそな銀行などから、イオン銀行、東京スター銀行など。
預金口座を保有していることから、発行体に対して安全かつ身近と感じる人が多いと思います。
<銀行カードローンのメリット>
カードローンには、銀行の他にも消費者金融系、信販系などがあります。
他に比べて、銀行カードローンのメリットとなる部分をみてみましょう。
1、金利が低い
銀行カードローンの一番の特徴となるのが、金利の低さ。銀行カードローンは、他と比べて審査基準が厳しく、
審査時間もかかります。しかし審査がしっかりしている分、金利は安く設定されています。
また、銀行ならではの金利優遇サービスも豊富です。カードローンを組む銀行の預金口座を保有している場合、
取引内容によっては金利が優遇されるところもあります。他にも、例えばSBI証券で口座を保有している人が、
住信SBIネット銀行でカードローンを組む場合、金利が優遇されます。各社特有の金利優遇制度があるので、
まずはじめに、普段使っている金融機関のカードローンを調べてみましょう。
2、限度額が多い
貸金業法という、融資金額の上限が決められた法律があります。
銀行は貸金業法適用外ですので、限度額が他と比べて多くなっています。
<銀行カードローンを組む際の注意>
1、審査基準が厳しく、時間がかかる
銀行でカードローンを作る場合、審査基準が厳しく、時間がかかるのが一般的になっています。
すぐに現金が必要なときは、前もって審査にかかる時間を調べておきましょう。同時に審査に必要な書類も調べましょう。
2、契約前に未納や滞納のチェック
銀行の審査基準が厳しいと書きましたが、電気代や携帯電話を未納や滞納は、審査に引っかかる一因といえます。
またクレジットカードの返済の延滞なども、審査時にはマイナスになります。忘れがちなところですが、
審査前に未納や滞納をしていないかチェックし、きちんと支払いをすませておきましょう。
この記事担当のFP
宮野 茉莉子 みやの まりこ
証券会社にて、ライフプランの見直し、資産運用のアドバイスを経験。
在職中にAFP、証券外務員一種取得。個人向けにライフプランの見直しのアドバイスを行う。
株式、債券、投資信託、生命保険など、資産運用の提案に強い。
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