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第059回 銀行ATMでカードローンの申し込み(2011年12月07日)

銀行系のカードローンは審査が遅いため、急な出費の場合間に合わないかも。
そんなふうにお思いの方、結構いらっしゃるのではないでしょうか。


実は銀行系のカードローンであってもその場で作成できてしまう場合もあります。
どんな場合かといいますと、銀行のATMを使用してカードローンを作成する場合です。


皆さんの中には、ATMにて普通預金の口座からお金をおろそうとした時に、ATMの画面に「カードローンのご案内」という表示が出てきたことのあるかたもいらっしゃるかと思います。なぜこんなものが?とお思いの方もいらっしゃると思いますが、実はこの画面、カードローンの審査が既に通っている証拠でもあるのです。


普段私たちが、預金などで利用している銀行であれば、銀行側は顧客情報をもとにある程度の審査は可能です。したがって、私たちが特段こちらから申請しなくても既に審査がおりているといったことはありえるのです。


必要のない方にとっては邪魔な画面とも言えますが、その画面表示の出ている方で、緊急資金が必要になった場合には、銀行のATMを利用してカードローンを作成することで、銀行系以外のカードローンよりも金利が低く、かつすぐに作成できるメリットを享受できるといえます。


もちろん、預けている銀行以外ではこうした画面は出てこないでしょうし、すべての銀行がこうした取り組みを行っているわけではありません。なお、ATMでご自身で申請してカードローンの申し込みを行うことができる場合もあります。


実際に申込み例をみていきましょう。例えば、三菱UFJ銀行のカードローンの場合を取り上げてみます。


三菱UFJ銀行のカードローンは、カードの受け取り方法としてテレビ窓口を選択することで審査回答後(お申し込みから最短翌営業日)にカードを発行してもらうことも可能となっています。


なお、営業時間終了直前の利用の場合には、翌営業日以降の手続きとなってしまう場合がありますので注意してください。


ここで一つ、注意点をお話ししておきましょう。ATMの画面が出てきた場合すぐにカードローンが作成できる点、テレビ窓口を使用してカードローンが作成できる点からみてお分かりの通り、意外に銀行系のカードローンであっても作成できてしまう場合があります。


簡単に作成できるからといって、ついつい買い物で多額の出費をし、カードローンでお金を借りて支払う、といったケースは望ましい使い方ではありません。あくまでカードローンは借入れであり、打ち出の小づちではありません。

カードローンを作成する気がない場合には、いざという時に思い出す程度にして、普段は作成自体もしないほうがご自身のためになるかもしれませんね。

 

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この記事担当のFP

伊藤 亮太 いとう りょうた

2007年11月 スキラージャパン株式会社設立。取締役に就任。
東京スクールオブビジネス非常勤講師(ファイナンシャルプランニング)
ファイナンシャルプランナーとして活動中


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