答えて応えて!FP

第050回 事業者向けカードローンとは?(2011年11月10日)

これまでのコラムで、カードローンの仕組みや使い方については理解できたかと思います。
カードローンは使い道は基本的に自由であり、必要な時に限度額までであれば必要なだけ借りることができる、
使い方によってはとてもありがたい商品であることも把握できたかと思います。


さてここで問題です。カードローンは法人や個人事業主でも使うことはできるのでしょうか?
これまでコラムをよく読んできた方であればお分かりの通り、
通常のカードローンでは借りたお金を事業資金に使うことはできません。


それでは法人や個人事業主の方は事業資金の確保としてカードローンを全く使用することができないかというとそういうわけでもありません。実は、事業者向けのカードローンが存在するのです。


事業者向けのカードローンは、銀行の融資よりも審査は通りやすい代わりに、金利は融資の時よりも高めといえます。ただし、メリットも数多くあるといえます。


例えば、創業まもない企業やこれから起業しようとしている方にとって、銀行の融資はハードルが高い場合もあります。
その場合であっても、事業者向けカードローンでは短期的な融資を受けることができる場合があります。
また、個人とは異なり、総量規制の対象とはならないため、信用があれば総量規制に関係なくある程度の融資枠を
確保できる可能性があります。場合によっては数千万円の融資枠を確保することも可能といえます(なお、審査にあたっては、事業計画書や資金繰り表などが必要になります)。


また、一般のカードローンと比較すると、融資条件にもよりますが金利が低くなる場合があります。
特に、土地などの担保がある場合には金利面の条件は良くなるといえます。


このように、事業者向けカードローンを作成する場合、無担保、有担保、保証人必要、保証協会保証付など様々な条件を選択する必要があります。当然、有担保の方が無担保よりも金利は低くなりますし、保証人が要る場合や保証協会の保証が付く場合の方が金利は低くなります。また、審査においても通りやすくなります。


ただし、保証協会の保証が付く場合には、保証料を支払う必要がありますので、
そうした必要となるコストについても知っておく必要があるといえます。


この事業者向けのカードローンには、主なものとして、ビジネクスト『カードローン』」、
シンキ『オーナーズセレクトカード』、オリコ『ビジネスカードローン』、オリックスクレジット『ORIX CLUB CARD』などが
あります。なお、オリックスの『ORIX CLUB CARD』は個人事業主専用となっています。
資金繰りでお悩みの方、開業時等で資金にお困りの方、いざというときに備えておきたい経営者の方などにとっては、
使い方によっては事業を成長の軌道に乗せるための手段の一つとなりますから、検討されてみてはいかがでしょうか。

 

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この記事担当のFP

伊藤 亮太 いとう りょうた

2007年11月 スキラージャパン株式会社設立。取締役に就任。
東京スクールオブビジネス非常勤講師(ファイナンシャルプランニング)
ファイナンシャルプランナーとして活動中


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