答えて応えて!FP
第003回 銀行のカードローンは何が魅力?(2011年07月03日)
銀行のカードローンは、カードローン機能が付いたカードを使用して、利用限度額以内で銀行からお金を借りるローンになります。
銀行が発行するカードには2種類あります。1つは金融機関のキャッシュカードにローン機能を付け加えたもの、もう1つはカードローン専用につくるカードです。
一般的に、キャッシュカードにカードローン機能を付帯するほうが手続きは早いといえます。
それでは銀行のカードローンは何が魅力的といえるのでしょうか?
そもそも、カードローンには銀行系以外にも消費者金融系、信販系などがあります。
その中で、銀行系のカードローンの特長としては、下記が挙げられます。
@消費者金融系と比べて金利が低い
A融資限度額が他のカードローンと比較して多い
B提携ATMが豊富なこと(借入時などに便利)
@およびAは、銀行系カードローンの最大の魅力ともいえるのではないでしょうか。
通常は消費者金融系などでお金を借りるよりも返済においてメリットが大きいといえます。
なお、銀行系カードローンの場合、審査によって借入限度額や金利も異なります。
つまり、銀行が返済能力が高いと判断した人の場合には、借入限度額が大きくなり、金利も低くなることがあるということです。
Bは借入時などに利便性が高いといえます。コンビニのATMなど提携先のATMであれば気軽に借り入れを行うことができるともいえます。
このような魅力がある半面、銀行系カードローンでは、銀行指定の保証会社の保証を受けることが融資の条件ともいえ、そのため消費者金融に比べ審査が厳しいといえます。
銀行によっても異なりますが主に年齢や年収などが審査対象となります。
『銀行のカードローン例』
三菱UFJ銀行 カードローン |
みずほ銀行 カードローン |
りそなプレミアム カードローン |
|
---|---|---|---|
借入 可能額 |
10〜500万円 | 最大ご利用限度額 800万円 |
100〜500万円 |
借入 場所 |
三菱UFJ銀行のATM、提携コンビニATM(イーネットATM・ローソンATM・ セブン銀行ATM) | みずほ銀行、セブン銀行ATM、ローソンATMなど | りそばグループATM、セブン銀行ATM、ゆうちょ銀行など |
年利 | 1.8〜14.6% | 年2.0〜14.0% 『※住宅ローンのご利用で、本カードローンの金利を年0.5%引き下げます。引き下げ適用後の金利は年1.5%~13.5%です。 |
4.9〜11.5% |
融資の基準 | 20歳以上65歳未満 保証会社(アコム梶jの保証を受けられること |
ご契約時の年齢が満20歳以上満66歳未満の方で、安定した収入があり、みずほ銀行指定の保証会社であるオリコの保証を受けることができる方 | 20歳以上60歳未満の方、前年度税込年収400万円以上で継続安定した収入があること、保証会社の保証が受けられること |
必要書類(※) | 本人確認法に基づく本人確認資料 50万円超の利用の場合、収入証明書類 | 本人確認ができる資料のコピー、本人の年収を確認できる資料のコピー | 本人確認ができる資料所得証明資料 |
審査 時間 |
- |
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したがって、銀行系のカードローンの審査が通った場合には、低金利部分をうまく活用し出費を抑えることが可能となりますので、銀行系のカードローンを1枚持つことも検討されるとよいでしょう。
この記事担当のFP
伊藤 亮太 いとう りょうた
2007年11月 スキラージャパン株式会社設立。取締役に就任。
東京スクールオブビジネス非常勤講師(ファイナンシャルプランニング)
ファイナンシャルプランナーとして活動中
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