答えて応えて!FP
第004回 いざという時の備え(2011年07月03日)
Q,クレジットカードがいざという時に役に立つと聞きました。
どんな時に役に立つのか教えてください。
A、利用面では大金を持ち歩く必要がないなど旅行の時など便利ですし、保険などの付帯サービスもありますが、知らなければ利用することもできないので、どんな時に役に立つのか検討していきましょう。
★メリット1、大金を持ち歩かなくてよい。
高額なモノを購入する時、大金を持ち歩く必要がありません。
★メリット2、旅行時、特に海外旅行時は役に立ちます。
旅行先で銀行やATMなどを探す手間が省けますし、メリット1同様大金を持ち歩く必要もありません。
また、海外旅行時はクレジットカードで支払ったほうがレートもよく、必要以上にいちいち両替する手間も省けます。
ただ、日本国内でも同じですが、盗難や紛失には十分気をつけて頂く事が重要です。
・金額の確認・・・特に海外では0が多くついていたり、現地レートの計算が暗算できなくなったりするので計算機を持ち歩き確認しましょう。
・明細書の保存
・暗証番号の秘密保持
・あやしいお店では使わない事
★メリット3、キャッシング機能がついている。
できる限りキャッシングは避けたい点ですが、いざという時は役に立ちます。
★メリット4、保険機能が付帯していることが多い。
クレジットカードの種類によりますが、色んな保険が付帯していることがあります。
一度、どんな保険やサービスがついているのか確認しておくといざという時に役に立つでしょう。クレジットカードに付帯されている海外旅行保険の保障内容について詳解します。
★一般的なクレジットカードに付帯せれてる海外旅行保険の内容
死亡・ 後遺障害保障 |
外旅行中のケガが原因で亡くなったり、後遺障害状態になった時に保障される。 保障額は普通のカードで1,000万円〜2,000万円。 |
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治療費用保障 | もし、海外で病気・ケガで病院で治療を受けた場合に支払われるのが治療費用保障。海外では健康保険制度が使えない為、高額になる可能性大。 | ||||||
救援者 費用保障 |
搭乗した飛行機が行方不明や遭難した場合、その他事故などで会員の生死が分からなくなった場合、また病気のため一定期間以上入院した場合などに法定相続人その他身内の人が救援に行った際に掛かった費用を保障してくれる保険。 | ||||||
賠償責任補償 | 偶然の事故で他人にケガを負わせてしまったり、他人のモノを壊すなどして法律上の損害賠償義務を負ってしまった場合に補償される保険。 ホテルの備品を壊したり、レンタル品を壊した時など補償されます。 |
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携行品 損害補償 |
航空券の盗難やスーツケースやデジカメの破損など旅行中に携行するモノが偶然の事故により損害を受けた場合に支払われる保険。 |
このようにクレジットカードは、いざという時や海外旅行時にとても役に立ちます。ただ、お金の管理がキチンとできてる事が条件になります。
枚数は1.2枚と最低限に抑え、返済は一括払いにするなどのルールを持つのが大事でしょう。
ポイント機能もありますが、利息のつく支払い方を選ぶとせっかくのポイントも無意味になります。お得さを十分に利用するには資金管理をしっかり行う必要があります。資金管理を怠れば、返済が滞りひどい時には多重債務となりかねなません。
クレジットカード利用が苦手という方は、普段は利用せずいざという時の備えとして持っておくのもいいでしょう。その代わり保管には十分に気をつけましょう。
この記事担当のFP
二宮 清子 にのみや きよこ
日本FP協会会員 ファイナンシャルプランナー(AFP)
家計の見直し・節約・貯蓄の重要さ、更に運用の必要性を伝え、
強い家計にできるようにサポート、また住宅ローンアドバイザーの資格も取得し、
住宅購入をきっかけにお客様のライフプランのアドバイスを行っている。
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