答えて応えて!FP

第073回 学生さんのためのクレジットカード入門(2012年01月09日)

Q,専門学校に通う18歳です。未成年ですがクレジットカードを持つ事ができるのでしょうか?

A、学生カードや家族カードというものがあります。学生さんに優しい特典があるものもあります。


学生の場合、収入といったらアルバイト位なので、クレッジトカードは作れないのでは?と思われますが、
学生でもクレジットカードを持てるんです!持てるパターンとしては学生専用クレッジトカード、又は家族カードですね。
それぞれ、比較してみましょう。

★学生カード
カード会社が発行している学生専用カードというものがあります。
学生ということで利用限度額は10万円から15万円と比較的に低く抑えられているのが特徴ですね。
未成年の場合、親の同意が必要となります。またカード会社によりますが親の信用をもとに発行されます。
ほとんどの場合、学生証のコピーを申込用紙と一緒に添付するため、
子どもを専門学校や短大・大学に通わせるだけの余裕があると見るのでしょう。

学生カードのメリットとして、年会費無料やポイント加算などの特典をつけているところが多いようです。
カード会社としては、社会人になっても引き続き利用してもらいたいということでしょう。


★家族カード
父親や母親などが親カードを持ち、家族も家族カードとして一人1枚発行することができます。
利用限度額は共有することが多く、50万円の利用限度額なら家族全員で50万円ということになります。
家族カードの場合、国内のキャッシングやカードローンの利用が不可とするものもあります。

<メリット>
・親カードの信用でカードが発行されますので家族カード発行時はほとんど無審査ということになります。
(発行枚数に制限がある場合もある)
・それぞれが別のクレッジトカードを持つより、年会費などが安くなります。
・ポイントを家族で貯めることができる。
・利用明細書が1枚で済むので子どもに持たせるには管理がしやすい。
・付帯されてる旅行保険等も適用がある。

<デメリット>

・利用限度額が大きいので、金銭感覚のないうちは注意が必要。
・家族が使ったものでも親の利用履歴になるので、支払いの延滞等に気をつける必要があります。
・ポイントの有効期限が2年や3年と短い。

 カード会社によってそれぞれ内容が異なりますので確認して使うようにしましょう。

 

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この記事担当のFP

二宮 清子 にのみや きよこ

日本FP協会会員 ファイナンシャルプランナー(AFP)
家計の見直し・節約・貯蓄の重要さ、更に運用の必要性を伝え、
強い家計にできるようにサポート、また住宅ローンアドバイザーの資格も取得し、
住宅購入をきっかけにお客様のライフプランのアドバイスを行っている。


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