答えて応えて!FP
第120回 借金の順序(2012年06月30日)
Q.いざという時、どこから先に借りれば返済が苦しくならないのか知りたいです。
A.借金する先は色々ありますが、金利の低い所から借入れする方が負担が重くなりません。
生活費がない!旅行に誘われたけどお金が足りない!急な出費などで、どうしてもお金を借りなければいけないとなった時あなたならどこから借りますか?
【1】家族や友人・・・「親しき仲にも礼儀あり」なので、ルーズにならずにきちんと返済することと、利息がつかない分、助けてくれたお礼などの心がけが大切になります。
【2】生命保険の貸付を利用する・・・積立型の保険なら、解約返戻金の中から借入れができる制度があります。金利はその時期の予定利率に応じて決まりますが、10%を超えるようなことは今ではあまりなく低金利で借りることができます。しかし、その後返済をしっかりしていかないと保険の契約が失効しますので注意が必要です。商品によっては貸付け制度が無い場合もあるので確認が必要になります。
【3】銀行のカードローン・・・銀行のカードローンのメリットは金利が数%低い事です100万円未満なら15%位でしょうか。逆にデメリットとしては審査が多少厳しくなることと時間を要することです。
【4】カード会社のカードローン・・・審査も早く金利も銀行に負けないくらい低い事があります。
【5】銀行以外のカードローン・・・金利面では銀行系とあまり差がないようですが、審査が早いというメリットがあります。金利面では高めで設定されてるところもあります。
☆金利比較表
銀行のカードローン | カード会社のカードローン | 消費者金融のカードローン | |||
---|---|---|---|---|---|
みずほ銀行 カードローン |
5.0〜14% | 三井住友 ゴールドローン |
4.5〜9.8% | アコム |
4.7〜18% |
地方系 カードローン |
5.1〜14.6% | オリックスVIP ローンカード |
3.5〜14.8% | プロミス |
4.5%〜17.8% |
- | - | クレディセゾン マネーカード |
15% | SMBCモビット |
3.0%〜18.0% |
*借入額によって金利に差があります。
この記事担当のFP
二宮 清子 にのみや きよこ
日本FP協会会員 ファイナンシャルプランナー(AFP)
家計の見直し・節約・貯蓄の重要さ、更に運用の必要性を伝え、
強い家計にできるようにサポート、また住宅ローンアドバイザーの資格も取得し、
住宅購入をきっかけにお客様のライフプランのアドバイスを行っている。
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