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第077回 カードローンを作る前に、自分なりのルールを決めよう(2012年01月19日)

カードローンを利用する際の一番の心配点は、返済が滞ることだと思います。
返済が滞らないようにするためには、前もって自分なりのカードローンのルールを決めておくことが大切です。
借り入れ金額も使途も自由なカードローンだからこそ、使い方のルールを決めておきましょう。


1、まずは極力カードローンを作らない方法を考える

カードローンは、いつでもどこでも上限金額内なら借りることができる手軽さを備えています。
一度作ってしまうと、その利便性から使用頻度が増え、
気が付いたらいつまでも経っても返済が終わらないというような状況に陥ってしまいます。


まずはカードを作る前に、極力カードを使わない方法を考えましょう。
資金の使途が決まっている場合は、目的別ローンを使用すれば、カードを作らなくてすみます。
冠婚葬祭や旅行など、少額なら普段から貯金をしたり、ボーナスを一部とっておくなどの用意を前もってしておきましょう。


2、使途を限定する

どうしてもカードローンを利用する必要が出てきたら、資金使途を決めておきましょう。
決めた使途以外には、安易に利用しないようにすることが大切です。
使途を決めずに安易にカードローンを利用するのが、返済が滞る一番の原因になります。


3、利用するカードローン会社は一社と決める

今はインターネットでも簡単にカードローンを組むことができるので、
便利さから何枚もカードを保有してしまうという方もいらっしゃいます。
しかしカードローンにおいては、使用するのはなるべく一社と決めましょう。
いくつもの会社から借り入れれば、毎月の返済額が膨らみますし、総借り入れ金額が曖昧になってしまいます。
また金利も会社によって異なるので、金利の高い会社で借り入れた分は損ということになります。
カードローン会社は十分に吟味して選びましょう。


4、借り入れ上限を決める

一度に借り入れる金額に加え、追加借り入れをする際の借り入れ総額の上限も決めておきましょう。
カードローンの毎月の返済額は、基本的に借り入れ総額によって返済額が変動します。
借り入れ総額が多過ぎて、毎月の返済が出来ないということを防ぐためにも、借り入れ金額の上限を決めておきましょう。


5、返済計画を立てる

借り入れる際に、必ず返済計画を立てる習慣をつけておきましょう。
支払い期間が長ければ長いほど、利息を多く支払うことになります。
収入と支出から、毎月の返済可能額を計算し、できるだけ短期間で返済できるように計画を立てましょう。


またカードローンには、繰上げ返済ができる会社も多くあります。繰り上げ返済は、全額元金に組み入れられます。
ボーナスなど余裕資金ができた時に利用すれば、その分早く返済を終わらせることができるので利用しましょう。

 

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この記事担当のFP

宮野 茉莉子 みやの まりこ


証券会社にて、ライフプランの見直し、資産運用のアドバイスを経験。
在職中にAFP、証券外務員一種取得。個人向けにライフプランの見直しのアドバイスを行う。
株式、債券、投資信託、生命保険など、資産運用の提案に強い。


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