答えて応えて!FP

第168回 注意!携帯電話料金の滞納は危険! (2014年01月20日)

Q,スマートフォンの料金を滞納していたら、強制解約となりました。ブラックリストに載ると友人に聞きましたが、本当でしょうか?

■通話料滞納でローンが組めない?!
A,数年前から、携帯電話の本体の販売方法は、本体を割賦(ローン)購入させ、通話料と合算して毎月請求しているという場合がほとんですね。
高価な本体を一括で購入するのは、特に若い世代には負担が大きいので、ローンを組んで購入するという方法が自然と浸透している様に感じます。
しかし、あまりに自然すぎて、本人がローンを組んでいるという意識が薄れてしまっている、又は気づいていない、知らなかったということもあるように感じます。

実際に、毎月の請求の支払いが遅れてしまい、通話料だけを延滞したつもりが、実は本体のローンの支払い分も延滞してしまっている事に気づかず、後になってクレジットカードが作れない、更には住宅ローンが組めないという若い世代が増えているとのことです。

■通話料滞納でブラックリスト?!
通話料の延滞で信用情報期間に登録される、つまりブラックリストに載ることは、ないそうですが、延滞が長引き強制解約となると、携帯電話自体を契約することができなくなります。
しかし、ローンが残っている期間中に延滞が発生すると、信用情報機関に登録され、クレジットカードが作れない、住宅ローンが組めないということが起きます。

■スマートフォンの普及で高額になった本体価格と通話料金
携帯電話の普及で、一人で2〜3台持つ方もいますね。
その分、ローンを組んでいるという事を自覚する必要があります。
親や家族の名義だと、契約者本人に迷惑がかかることになります。
最近はスマートフォンの普及により、本体自体の価格も通話料も高額になりました。
このことからも、延滞が増えているのではと感じます。
このような事で自分の信用に傷がつくのはとても不本意でしょう。
携帯電話もクレジットカードと同じようにしっかり管理する必要がありますね。

★番外編★クレジットカードやカードローン、住宅ローンの契約は固定電話で
クレジットカードやカードローンを作成する時、契約書に色々と記入しますが、連絡先については携帯電話より、固定電話の方が信用度は高くなります。
携帯電話だけでは社会的信用度が低いとみなされるようです。
古臭い考えのように感じますが、固定電話があることで、そこが「住居」だと証明できますね。
固定電話と携帯電話はどちらも持ち、上手に利用していくのが良いですね。

携帯電話のクレジット契約件数(累積)と滞納率の推移
(参考)株式会社シー・アイ・シー(指定信用情報機関)


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この記事担当のFP

二宮 清子 にのみや きよこ

日本FP協会会員 ファイナンシャルプランナー(AFP)
家計の見直し・節約・貯蓄の重要さ、更に運用の必要性を伝え、
強い家計にできるようにサポート、また住宅ローンアドバイザーの資格も取得し、
住宅購入をきっかけにお客様のライフプランのアドバイスを行っている。


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