答えて応えて!FP
第018回 貯めてる人がしていること。(2011年07月16日)
Q.貯金ができる人は、何か秘訣があるのでしょうか?
A.秘訣は習慣にすることです。
貯めてる人が行ってることは、その手法を習慣にしていることです。ではどんな手法があるのでしょう。
@先取り貯金・・・収入−支出=貯金ではなく、収入−貯金=支出という風にしましょう。そして限られたお金の中で生活をする習慣をつけましょう。
A固定費の削減・・・食費やレジャー費などはやりくりで減らせることはできますが、安定しません。それに対し保険料や携帯電話の基本使用量、電気代の基本使用量などの固定費を一度減らせばその後も安定するので効果は大きいですね。家族の保険料などは、月額15,000円をオーバーしている場合は見直しの余地があるでしょう。
B家計簿・・・現状把握するのに必須です。
C現金とクレジットカードの併用・・・持ち歩く現金は最小限にしクレジットカードを使うことで、手元に現金がないため安易にお金を使うことがなくなり使途不明金も減る効果があります。
D保険料のまとめ払い・・・月払いを年払いにすることで数%節約できます。
E貯蓄が50万円程貯まったら金利の高いネット銀行の定期預金などに預け替え。
これらを習慣化することで、貯金のペースがアップしますが、これらの事は貯金をするテクニック的なことです。次に貯金をする時の感情面の事を少し考えてみましょう。
貯金をする時に大事な感情面は「不安を貯めるのではなく、幸せを貯める」ということ。
将来が不安だから貯め込むのではなく、将来このような楽しい事に使いたいから貯めるというビジョンを持ちましょう。
不幸になる為に貯めてるわけではないはずなので、幸せになるために貯めたお金は幸せなものに使いましょう。
お金は使ってこそ価値があるわけで、貯め込むだけでは意味がありません。
使うべき時がきたら、使うお金がある事に感謝しお金を使って幸せになりましょう。
将来の不安ばかりに目を向けずに今しかできない事や今を楽しむことも大事です。
将来の幸せと今の幸せのバランスを考えてお金を配分しましょう。
クレジットカードのポイントなども、ポイントを貯めてテレビを買うとか、旅行に行くなどワクワクするような目標を決めて貯めるようにしましょう。収入の範囲で支払いに追われるような使い方をしなければクレジットカードはとても便利なツールになります。
この記事担当のFP
二宮 清子 にのみや きよこ
日本FP協会会員 ファイナンシャルプランナー(AFP)
家計の見直し・節約・貯蓄の重要さ、更に運用の必要性を伝え、
強い家計にできるようにサポート、また住宅ローンアドバイザーの資格も取得し、
住宅購入をきっかけにお客様のライフプランのアドバイスを行っている。
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