答えて応えて!FP
第008回 ブランド物を買うのは贅沢?(2011年07月05日)
Q,節約を心掛けていますが、ブランド物を買うのはやはり贅沢でしょうか?
A、物の価値を理解していれば、ブランド物を持つ事は節約にもなります。
「ブランド物を持つことがステイタス」
バブル崩壊から20年以上経ち、このような考えは次第に薄れてきたように感じます。しかし、断捨離という言葉がでてきたように、たくさんのモノを持つのではなく、質の良いモノを長く持つという考えが定着しつつあります。
お金をかけるモノとかけないモノとの判断をしっかりできるようになってきたのでしょう。例えば、子供服などは着る期間がとても短いですので、お金をかけるのはもったいないですね。モノを消費しきれないうちに着れなくなってしまいます。小さな子どもを高級品で着飾ってる親を見かけますが、子どもは飾りではありません。子どもに与えるべきものは、教育やしつけ、体験そして愛情です。
しかし、良質で使いやすく長期間使用できる物の多くは老舗ブランドショップで見つかるのは事実で、それを評価し自分の物にすることは、とてもシンプルでむしろ経済的なことです。しかしそれは最小限にとどめたほうがいいでしょう。
ブランド物を購入し見せびらかしお金持ちに見せる事が贅沢なのではなく、その物が自分の為だけに存在し個人的な喜びにつながるという快さを見つけた時が贅沢な時です。
また、老舗ブランドの商品はとても高級ですが、それだけの品質と歴史を持っています。商品の価値と見合う人格を持てるように心掛けましょう。
パーティや結婚式だけで使う場合はレンタルで済ませるという手段もあります。普段はカジュアル志向でも、特別な時に特別な物を身に付けて行くというのは、相手への礼節にもなります。
ブランド物のバッグなどは本皮を使用している事もあり、扱いにも慎重さが必要です。梅雨時にカビてしまい使えなくなったという事もあります。また、流行やデザイン性の強い物を購入し飽きてしまうこともあります。そういった無駄を省くためにもレンタルを利用するというのは賢いお金の使い方といえます。
レンタルしてみて使い勝手を知ってから購入しても遅くはないですよね。
定価15万円程のバッグが、1週間で5千円程度でレンタルですることができます。
この記事担当のFP
二宮 清子 にのみや きよこ
日本FP協会会員 ファイナンシャルプランナー(AFP)
家計の見直し・節約・貯蓄の重要さ、更に運用の必要性を伝え、
強い家計にできるようにサポート、また住宅ローンアドバイザーの資格も取得し、
住宅購入をきっかけにお客様のライフプランのアドバイスを行っている。
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