答えて応えて!FP

第032回 クレジットカードが役に立つ時(2011年09月09日)

Q,クレジットカードを持ってると便利と聞きますが、どんな時に役にたつのでしょう?

A,日々の生活から、海外旅行時、緊急時まで幅広く役に立ちます。


 社会人になると、クレジットカードを持つ機会はとても増えるようになります。
知り合いから入会を勧められたり、海外旅行に行く前に作ったりと、気付けば財布の中にはクレジットカードが何枚もあるという事も有り得るでしょう。統計によるとクレジットトカードの発行枚数は3億2,233万枚で成人人口比では一人に当たり3.1枚所有していることになります。しかし、クレジットカードを持つのであれば、そのメッリトやデメリットを知り上手に使いこなすことができればよりお得なサービスをうけることもできろようになります。

 では、どのような時に使うのが便利なのかいくつか紹介します。


・固定費をクレッジトカード払いにする。
水道・光熱費やNHK、新聞代、インターネットのプロバイダ料金、携帯電話、生命保険料、損害保険料、ガソリン代など、毎月必ず使う固定費はクレジットカード払いにしておくと、多額な買い物をすることなく自動的にポイントも貯まりとてもお得といえます。 (水道・光熱費等は地域や会社で対応しているか確認が必要になります。)


・海外旅行時に便利である。
大金を持って海外旅行に行くのは少し不安があると思います。
しかし、クレジットカードを持っていくことにより、大金で財布をパンパンにすることもなく、
サインひとつでスマートに買い物できますね。また、現地通貨に両替する手間もその際に取られる手数料も節約できます。
最初に空港で現地で使うチップや露店で買い物する程度の現金だけを両替し、他の免税品やレストランでの食事代などはクレジットカードを使うようにすると良いと感じます。その際、発行される明細書は金額や桁数(ゼロが一つ多くなってないか?)などをしっかり確認してからサインするようにし、自分でも旅行中にいくら使ったのかしっかり把握するようにしましょう。
また、盗難・スキミング等の被害の恐れももちろんありますが、基本的にこちらに非がない場合はカード会社が補償してくれるので紛失・盗難などにあわないよう自己管理はしっかりしましょう。基本的にあやしい?と思うお店での利用は避けたほうがいいですね。
海外旅行時の傷害保険なども付帯されてる事が多いので確認してみましょう。


・日々の買い物に利用する。
大手のスーパーになると、クレジットカードでの支払いが可能になります。3万円以下だとサインする必要もなく、
いつも行くスーパーが決まっていれば、クレッジットカード払いにすることにより、家計簿代わりにもなります。
またポイントの加算がある場合もあるのでお得に利用しましょう。


・国立病院での支払いができます。
入院等で多額の支払いが生じた時、民間の保険会社や社会保険から保険金の給付があるとしても後からの請求になることがほとんどです。その際、クレッジトカードで支払いができると前もって貯蓄を崩す必要もなく便利ですね。


 これらのように、クレッジトカードはとても使い勝手の良いものです。
ただし、収入以上に使えば返済が大変になるのは当然のことです。どんなにたくさんポイントを貯めても
利払いが発生すれば何の意味もありません。自己管理をしっかりして上手に使いましょう。


平成18年 平成19年 平成20年 平成21年 平成22年
28,905 29,266 30,859 31,783 32,233

資料 社団法人日本クレジット協会

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事担当のFP

二宮 清子 にのみや きよこ

日本FP協会会員 ファイナンシャルプランナー(AFP)
家計の見直し・節約・貯蓄の重要さ、更に運用の必要性を伝え、
強い家計にできるようにサポート、また住宅ローンアドバイザーの資格も取得し、
住宅購入をきっかけにお客様のライフプランのアドバイスを行っている。


二宮 清子 人気記事

FP記事紹介

他の方法でローンを探す

ページの先頭へ