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第080回 カードローンの審査について(2012年01月29日)

カードローンを組む際に気になるのが、審査が通るかどうか。
金融機関によって審査のスピードやハードルも異なるので、借りる前に確認しておきましょう。


<審査を行う理由>

カードローン会社は無担保でお金を貸し出すので、「貸し倒れ」のリスクを避けるために審査を行います。
「貸し倒れ」とは、お金を貸した顧客が返済できなくなり、借金を回収できなくなることを言います。
「貸し倒れ」を防ぐために、カードローン会社は借り手の年収・勤務状況・住まいなどの情報から
借金返済能力を前もって判断し、お金を貸し出せるかどうかを判断します。


<金融機関による審査の違い>

審査のスピードやハードルは、金融機関によって異なります。
比較的審査のスピードが早く、ハードルが甘いのは消費者金融のカードローン。その分金利も高くなります。
次に信販会社、クレジット会社などの信販系カードローンがきます。
一番審査に時間がかかり、ハードルも厳しいのは銀行カードローンです。
その分金利も低いので、時間がある場合にはまず銀行ローンを考えましょう。
総量規制対象外なので、審査が通れば年収の1/3以上借り入れをすることも可能です。


<審査時の確認事項>

ここでは審査時に必要となる、主な確認事項を見ておきましょう。有利なポイントも挙げておきます。

・氏名、生年月日、電話番号などの一般的な個人情報

(固定電話を持っている方が有利です。)

・自宅について  住所、持ち家・借家、居住年数など

(持ち家、居住年数の長い方が有利です。)

・勤務先について 勤務先名・雇用形態・勤務先の種類・入社年月日・保険の種類など

(自営業やアルバイトより、公務員・会社員の方が有利です。)


また、審査時に重要なのが借り手の信用情報。
一度でもお金を借りたことがある人は、どこで借りたかや、
借り入れ件数・借り入れ金額などの情報が信用情報として登録されます。
この信用情報は、金融機関なら見ることができるので、審査時にチェックされます。
借り入れ件数が多かったり、利用会社があまりに多いと不利になります。
普段から、借り入れの際には安易に借りず、まとめて借り入れるようにしましょう。またローンの延滞にも注意が必要です。

以上のような点から総合的に判断し、融資できるかどうか、融資可能な場合の限度額が決定されます。

 

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この記事担当のFP

宮野 茉莉子 みやの まりこ


証券会社にて、ライフプランの見直し、資産運用のアドバイスを経験。
在職中にAFP、証券外務員一種取得。個人向けにライフプランの見直しのアドバイスを行う。
株式、債券、投資信託、生命保険など、資産運用の提案に強い。


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