答えて応えて!FP
第086回 無利息だから、今すぐ借りてすぐ返す?(2012年02月15日)
Q.無利息キャッシングというのがあると聞きました。
急にお金が必要になった時に便利なように感じますが、注意点を教えてください。
A、無利息とはいえ借金になりまので、まずは借金しないで済む方法から考えていきましょう。
給料日前なのに急にお金が必要になった!冠婚葬祭や飲み会やイベント等でどうしてもお金がいるけど足りない!
あなたならどうしますか?
定期預金等の貯蓄があればもったいないですが、解約することを1番に考えてほしいですね。
できる限り、自分のお金で用足りるようにしましょう。また生命保険で、解約返戻金があるものならば、
そこから借入れするという手段もあります。もちろん利子もつきますが。
これも自分の財産にあたるものですので、困ったときは利用するといいでしょう。
他にもリサイクルショップ等で不要な物、お金になりそうな物を売りましょう。これらの自分のお金でも事足りなければ
「行かない」という選択肢もあるという事を頭にいれておきましょう。借金までして参加する事で相手は喜ぶのでしょうか?
ただ、どうしても借金する必要がある場合
・友人や家族に借りる・・・信用問題になるのでその後の付き合いに影響がでないように、借用書等を書くようにしましょう。
・金融機関から借金をする・・・この場合急なお金という事でカードローンやキャッシングがありますが、
カードローンの場合利息がつきます。キャッシングの場合「無利息サービス」というものがあるので賢く利用したいですね。
しかし、給料前などの返す当てがある場合でないと、借り易い消費者金融の思惑にまんまと引っ掛かってしまうので注意してください。
大手金融各社が競っている「無利息」サービス。どういったサービスになっているのでしょう。
☆プロミス・・・新規契約の場合のみ30日間無利息
☆レイク(※)・・・新規契約の場合のみ、30日間か5万円まで180日間無利息のどちらか選べます。
☆ノーローン・・・一週間までなんどでも無利息(初めての借入または、完済した月の翌月の借入れに適用)
銀行系や信販系には無利息キャッシングのサービスあまりなく、ほとんどが消費者金融のサービスになります。
当然ながら、新規のみや一週間などの制限があり新規のお客様を呼び込む為の商品と言えるでしょう。
それでは、無利息期間のうちに返済すれば問題ないのでしょうか?
もちろん問題ないのでしょうが、すぐにまた借りるでしょう。
無利息期間のうちに返済できるうちはいいですが、毎回借入れを始めたら、
収入の範囲内で生活ができていないことになるのでそのうち、利息を払う羽目になるのは目に見えてますね。
タダほど高いものはないという事です。ご利用は計画的に!
■レイクの無利息期間
※Web以外の無人店舗やお電話で申込むと、お借入額全額30日間無利息またはお借入額5万円まで180日間無利息のどちらかになります。
※60日間無利息(Webでのお申込み限定)、180日間無利息それぞれ契約額1〜200万円まで。
※30日間無利息、60日間無利息(Webでのお申込み限定)、180日間無利息それぞれの併用はできません。
※無利息開始日は初回契約日の翌日からとなります。
※無利息期間経過後は通常金利適用。
■レイクの貸付条件
●融資限度額:1万円〜500万円
●貸付利率(実質年率):4.5%〜18.0% ※貸付利率はご契約額およびご利用残高に応じて異なります。
●申込資格:満20歳〜70歳(国内居住の方、日本の永住権を取得されている方)
●遅延損害金(年率):20.0%●返済方式:残高スライドリボルビング方式/元利定額リボルビング方式
●返済期間・回数:最長5年・最大60回 ※融資枠の範囲内での追加借入や繰上返済により、返済期間・回数はお借入れ及び返済計画に応じて変動します。
●必要書類:運転免許証等 ※収入証明(契約額に応じて、新生フィナンシャルが必要とする場合)●担保・保証人:不要
●商号・名称:新生フィナンシャル株式会社●貸金業者の登録番号:関東財務局長(10) 第01024号●日本貸金業協会会員第000003号
この記事担当のFP
二宮 清子 にのみや きよこ
日本FP協会会員 ファイナンシャルプランナー(AFP)
家計の見直し・節約・貯蓄の重要さ、更に運用の必要性を伝え、
強い家計にできるようにサポート、また住宅ローンアドバイザーの資格も取得し、
住宅購入をきっかけにお客様のライフプランのアドバイスを行っている。
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