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第170回 学費には、教育ローンを利用する(2014年04月03日)

子どもの学費については、ため息をついている保護者が多いのではないでしょうか。
物価は下がっても、学費は下がるどころか年々上昇を続けています。家計における学費の負担割合は、平均で年収の約34%にもなります。
年収が少ない家庭ほどその割合は高くなり、厳しい状況が浮き彫りに。
そのため子どもの学費にお金を借りる保護者が増えています。
では、使い道の目的が学費等に限定されている教育ローンと目的が限定されていないフリーローンとどちらが借りやすいのか比べてみましょう。

■大学は奨学金を目指す
大学の学費ですが、これは自立心を養うためにも子どもに負担させるべきでしょう。
現在各大学は奨学金が充実していますので、中学、高校で一生懸命勉強をして給付型(後から返済をしなくてもよい)の奨学金獲得を目指します。
ただ、給付型の奨学金の対象となるためには競争率が高いので、もしだめであれば、貸与型(いわゆる借金で卒業後返済)の奨学金となります。
ただし、どちらの奨学金も学費を免除するもので、入学金に関しては必要になる場合がほとんどです。
そこで入学金等に関してや高校の学費等は、教育ローンを考えます。

■教育ローンとフリーローン


  教育ローン フリーローン
使い道

入学金、授業料、教材費等の
学校へ納付する学費

自由

借入金額

10万円以上300万円以内

10万円以上200万円以内

借入期間

1年以上7年以内

6ヶ月以上5年以内

担保、保証人

原則として必要なし
(保証は保証会社がする)

原則として必要なし
(保証は保証会社がする)

金利

固定金利 年4.5%

固定金利 年9.5%


上記はある銀行の教育ローンとフリーローンの比較です。収入要件はほぼ同じで、大きく異なるのは、使い道と金利です。教育ローンは名前の通り、教育費に限定されています。特に注意が必要なのは、借入金は自分の口座に振り込まれないということ。直接学校等へ振り込まれます。つまり、きっちりと教育以外の目的には使用できなくなっているのです。。その分金利は、当然低くなっていて、さらにお金が入用な2月3月はキャンペーンもあり、実は教育ローンの金利は今なら年3.5%。これはとてもうれしい金利です。

ただ、教育以外に生活費の足しにしたいと考えるのであれば、フリーローンしかありません。これなら、使い道は自由ですが、金利は教育ローンの倍以上。当然返すのが厳しくなります。

■教育費にフリーローンは利用しない
ここで200万円を5年返済で借り入れた場合の教育ローンとフリーローンの返済額を比べて見ましょう。


  教育ローン フリーローン
毎月返済額

37,286円

42,003円

総返済額

2,237,160円

2,520,180円


総返済額では、30万円も違っていきます。教育に関する借入は教育ローンにして、生活費の足しにする借入はフリーローンと目的別に2つに分けた方がお得です。2つに分けて借りるのは面倒だと考えてフリーローンの金額を大きくすることは、くれぐれも注意をしてください。返すことが大変になります。


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この記事担当のFP

菅田 芳恵 すがた よしえ

2005年 グッドライフ設計塾開業。
CFP(日本FP協会上級フィナンシャルプランナー)、
1級FP技能士として、コンサルティングや執筆、講演活動で活躍中。


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